【当ブログを始めたきっかけ】大暴落!TITANという仮想通貨で一晩で600万円失うまでのストーリー

仮想通貨

2017年7月ビットコイン購入

きっかけは夕方のニュース

きっかけは何気なく見ていた夕方のニュースでしたね。それまでビットコインという存在は知っていましたが「なんか電子決済できるポイント(楽天ポイント的な?)みたいなもんでしょ?」ぐらいに思っていたのですが、夕方のニュースで「ビットコインが史上最高値更新しました」的な報道をしてて、そこで初めて「あ、デジタルの通貨なんだ。」と知りました。

それまで株など投資的なものは一切やったことがなかったし、ましてやギャンブルなどもってのほか。堅実に貯金しかやってこなかったのですが、ちょうど「資金運用しないと貯金ばかりじゃもったいないよな」と考えていた時期だったので一気に興味が湧きました。

RAKU君
RAKU君

波乱万丈の始まりですわ。

コインチェックの販売所で1BTC購入

ググったり、ツイッターで調べたりした結果、小難しい仕組みはわからないが「なんか流行る気がする!」と直感で感じたのを覚えています。

すぐCoincheck(コインチェック)のアプリをダウンロードして登録しました。コインチェックには取引所と販売所があるのですが、当時は確かアプリからは販売所しか使えなかったはず。

取引所とは?

仮想通貨(暗号通貨)を持っているユーザー同士が取引きします。いくらで買いたいのか、売りたいのかを注文し、互いの注文した条件が一致すれば取引が成立します。手数料は安め。

販売所とは?

仮想通貨(暗号通貨)交換業者がユーザーに仮想通貨を販売します。売却価格より購入価格の方が高く設定されており、この差額(スプレッド)が販売所の収入となります。ちなみにこの販売所という仕組みがあるのは日本だけです…。

RAKU君
RAKU君

販売所はスプレッド(差額)がエグいんだよね。何も知らずに販売所を使ったらいきなりマイナススタートになっちゃうよ!取引所を使おうね!

確か最初は50万円程度を入金し、販売所で1BTCを購入しました。この頃、1BTCは約30万円でしたね。2021年7月現在のBTC価格は約360万円。そのまま持っておけば10倍超え…

含み益が出て調子に乗る

投資は全くの初心者。チャートの見方もよくわからない状態でした。それでもBTCの価格はあれよあれよと上昇。2017年9月ごろには1BTC50万円まで上昇していました。

これだけグングン上昇すると「もっと資金を投じて利益を得たい…」と欲が出るようになり、ガンガン資金を投入していきました。結局自分の貯金から300万円ぐらい投入。

FUKU君
FUKU君

完全に調子にのってたよな。

さらに、嫁に「これからビットコインは必ず上がる!投資するなら今でしょ!」とそそのかし追加で150万円を投入。

RAKU君
RAKU君

「今でしょ!」林先生流行ってたよね。

そのままガチホできれば間違った判断では無かったのかもしれませんが…

乱高下にビビって大損する

仮想通貨は株などに比べて乱高下が激しいものです。投資初心者の私の心臓が仮想通貨の乱高下に耐えられるはずもなく…ビビり倒して「利確→購入→利確…」を繰り返しました。しかも販売所で…(笑)

FUKU君
FUKU君

まさに養分の鏡のような行動!こんなヤツがいるから交換業者は儲けることができるんだねぇ…

また、当時はアルトコインも価格をグングン上げていました。ビットコインよりも上昇率が高いアルトコインも複数あり…目移りしちゃうんですよね。自分が持っているコインが上がらず、他のコインが上がり始めると飛びつき…下落するとビビって売ってしまう。

RAKU君
RAKU君

養分の極み!

もちろんそんなことをすれば利益はどんどん減っていきます。全ての仮想通貨の価格が上がっているのに、気がついたら損をしている状態でした…。

分散させてポートフォリオを組む

自分が持っているコイン以外が上がればそっちが気になり…この養分思考を打開するには分散投資だ!と思い、BTC以外にETH(イーサリアム)LTC(ライトコイン)XMR(モネロ)XEM(ネム)LSK(リスク)など少しずつ購入。この作戦が功を奏し、ガチャガチャぐせは無くなり精神的にも安定しました。

FUKU君
FUKU君

この頃は安定して含み益が増えてたよね。

その時のポートフォリオがこちら。(懐かしい…)

tとトプじとぷと

草コインに手を出す

分散投資ええやん!と思っていた頃、仮想通貨界隈では時価総額が低いマイナーなアルトコイン、いわゆる草コインがどんどんで始めました。時価総額が低いため伸び代もあり、当たったら数十倍も夢じゃない!そんな夢のようなアルトコインも実際にちらほら出ていました。

RAKU君
RAKU君

XPとかbitzenyとか色々あったよね…(遠い目)

もちろん、コインチェックやビットフライヤーなどの国内取引所では購入できず、海外の取引所に登録する必要があったり、ハッキングや暴落のリスクもありましたが、この頃はイケイケだったので海外取引所にも登録し謎の草コインにも手を出していきました。

2017年12月ビットコインバブル

含み益が600万円を突破!

ビットコインや主要なアルトコインに加え、その他草コインも上昇し一時は含み損だった私のポートフォリオも気がついたら大きな含み益が出ていました。ピーク時には600万円ぐらいプラスだったと思います。まさにバブルでした。

今考えれば十分な利益なのですが、当時の仮想通貨界隈では仮想通貨で数億円儲けた人たち、いわゆる「億り人」が複数誕生しており、私の感覚も麻痺していました。

FUKU君
FUKU君

俺も億り人になってやる!って鼻息フンガフンガだったよね。

600万円の利益じゃ満足できず「仮想通貨はまだまだ上昇する!今利確するやつはアホじゃ!」ぐらいの勢いでノリノリでしたね。まさにバブルの思考。

購入した2017年7月〜2017年12月のチャート。綺麗な右肩あがりですね。

2018年1月バブル崩壊

12月下旬ピークから1ヶ月で約50%の下落

そんな中、その日は突然やってきました。それまでグングン価格を上げていたビットコインが233万円の当時最高値をつけた後に急落。2017年12月31日には166万円まで急落しました。

RAKU君
RAKU君

マジで何が起きたかわからずただただ震えたよね。

FUKU君
FUKU君

いや、明らかにバブル崩壊でしょ。

その後、ビットコインの価格は一時的に184万円ぐらいまでリバウンドしたものの、そのまま大きく下落していきました。

思い出すだけで震えてくるチャート

アルトコイン・草コインの大暴落

ビットコインの暴落もエグかったのですが、主要アルトコインや草コインの暴落はビットコインの比ではなく…特に草コインの暴落はひどかったですね。暴落途中に「流石にこれはやばい」と思い全てのアルトコインをビットコインに替えました。

FUKU君
FUKU君

なんで現金化しなかったの?

RAKU君
RAKU君

ビットコインのことだし、また急激にリバってバブルが再開するかも…って考えてしまって利確できなかったんだよ。

この頃は仕事中でも常にスマホが気になってしまい、全く仕事が手につかなかったですね。周りからも「こいついつもスマホ見てんなぁ」と思われていたと思います。

FUKU君
FUKU君

スマホ見たところで冷や汗が出るだけで何もできないのにね。

これはbitzeny(ビットゼニー)という草コインのチャート。もはやアート。

2018年〜2020年鬼のガチホ

含み損が−200万円まで膨れ上がる

結局、暴落していくビットコインをただただ眺めることしかできず、気がついたら含み損が−200万円まで膨れ上がっていました。最終的に1BTCの価格は35万円まで下落しました。こうなってくると「まぁ、なるようになるか。とりあえず忘れよう!」と開き直っていましたね。

RAKU君
RAKU君

とりあえず「嫁よビットコインのことは聞いてくるなよ」と祈ってたよね。

FUKU君
FUKU君

まぁニュースやネットで「ビットコインバブル崩壊!」って騒がれてたから嫁も知ってはいたんだけどね。あえて聞かない優しさだよな。

もはや芸術のようなバブル崩壊チャート

「また必ずバブルは来る!」という謎の自信

その後、何度も上昇と下落を繰り返したビットコイン。その度に嫁から「ビットコイン利確しないの?」と聞かれていましたが、私は頑なに利確を拒否。なぜか「いや、またバブルは必ず来るはず…これで終わるはずがない…」と思っていました。

RAKU君
RAKU君

嫁はそのたびに呆れた顔をしてたよね。

FUKU君
FUKU君

とにかく、家の貯金から出した150万円さえ返してくれればいいって言ってたね。

情報収集しつつガチホ

仮想通貨界隈の流行や情報の流れってめちゃくちゃ早いんですよね。それは今も変わっていないと思います。なので、ガチホするとは決めていたものの「とにかく情報収集だけは継続してやろう!」と思い、常にツイッターで情報収集はしていましたね。

RAKU君
RAKU君

ツイッターで利益をあげているインフルエンサーをフォローする→そのインフルエンサーがフォローしている人をフォローするっていう感じで情報収集してたよ。

FUKU君
FUKU君

もちろん、はめ込みや詐欺まがいのインフルエンサーもいるから要注意ね。

コロナショックで大暴落!

そんな時、2020年3月に訪れた新型コロナウィルスのまん延。世界的な大流行へ発展するのではとの警戒感から日経平均、NYダウなどの金融市場だけでなく、ビットコイン価格も大暴落しました。

RAKU君
RAKU君

それまでいい感じにチャートを形成していただけに、この下落は流石に「終わった」と思ったよね。

ただ、その後ビットコインの価格は急反発し回復。半減期に向けて価格が上昇していきました。

半減期とは?

ビットコインの採掘(マイニング)に対する報酬は4年ごとに半分になる仕組みのこと。2012年、2016年、2020年と3回の半減期を終えている。半減期は市場に新規供給される通貨量が減る契機とされており、価格が上昇しやすくなると言われている。

2020年12月200万円のプラスで利益確定!

2020年10月頃から再上昇!バブル再来?

コロナショック開けごろからツイッター上でも「半減期で価格が上昇するのでは?」「バブル再来か?」との声が多くなってきました。実際に価格も上昇していき、Defi(分散型金融)ブームが到来したりと仮想通貨界隈も活気が出てきました。

FUKU君
FUKU君

あの頃のワクワク感が戻ってきた感があったよね。

2020年12月ついに2017年のバブル価格を突破!

そしてついにその日はやってきました!暴落当時「もう最高値を更新することはない」と言われ続けていたビットコインの価格が2017年の最高値を更新したのです!もちろん私自身も含み益ゾーンに突入しました。

RAKU君
RAKU君

あの奥歯が潰れるほど耐え忍んだガチホ期間が報われた!マジで泣きそうだったよね。

FUKU君
FUKU君

最終的に違った意味でマジ泣きすることになるんだけどね。

2020年12月31日+200万円で利益確定!!!

2018年のバブル崩壊を経験していたので「次のバブルが来たら必ずいいタイミングで利益確定してやる!」と決めていました。

そして2020年の12月31日。なんとなくスマホを開くと含み益が200万円を突破しているじゃありませんか。

RAKU君
RAKU君

ここで利確じゃー!!!!と突然勢いに任せて利確したよね。

FUKU君
FUKU君

大晦日だからテンション上がってたんだな。

前回のバブルは利確し損ねたけど、今回はちゃんと利益を出せた!感無量でした。

2021年1月 2回目の仮想通貨バブル

利益確定後まさかのバブル再来…

もうスマホを気にし続ける生活とはおさらばできる!…と思いつつもやはり気になるビットコイン。本当にこれでバブルは終わるのか?本格的な上昇はここから始まるのでは?

その予感はズバリ的中。1月から本格的な上昇が始まりました。「あの時利確していなければ300万円の利益…」「あの時利確していなければ400万円の利益…」どんどん上昇していくビットコイン価格。

RAKU君
RAKU君

悔しくて震えたよね。

FUKU君
FUKU君

嫁からは「つくづく投資に向いてないな」って言われてたね。

我慢できずに再参入!含み益+400万円まで増加!

上昇していくビットコイン。手元に残った600万円あまりの現金。これは再度インするしかないっしょ!と思い、2017年のバブルを思い出しながらアルトコインに投資しました。

RAKU君
RAKU君

当時はビットコインの上昇の後にアルトコインが上昇したんだよね。

予想は的中!一気に利益を増やし、含み益が400万円まで膨れ上がりました。

2017年のバブルの山がこんなに小さくなるなんて…

2021年5月またバブル崩壊に巻き込まれる

そりゃそうなるやろ的なチャート

アルトコインで含み益を増やしながらも、やはり頭をよぎる2018年のバブル崩壊。今回はうまく利確してやる!…でもまだそれは今じゃない。でもうまく利確するぞ!…でもまだまだいけるはず。

人の欲って怖いですね。今チャートを見れば「そりゃそうなるやろ」的な垂直上昇チャートなんですが、バブルの渦中にいるとそんな客観的な見方ができなくなってしまうんですね。

FUKU君
FUKU君

お前は一体2018年のバブル崩壊で何を学んだんだ!

また逃げ遅れる

そしてまたその日は訪れました。人生2回目のバブル崩壊。400万円まで膨れ上がっていた利益が一気に100万まで減少。まだプラス圏ではあるが…一回400万円の含み益を見てしまうと…また欲が出てしまうのが人間。ここで終わってたまるか!と次の何かを求めて情報収集をしました。

RAKU君
RAKU君

あきらめたらそこで試合終了だよって安西先生も言ってたしな。

FUKU君
FUKU君

うっさいわ!

2021年6月TITANの大暴落に巻き込まれ無事死亡

そしてTITANに出会う…

TITANという仮想通貨についてはもはや思い出したくもないのでこちらをご覧下さい。(笑)

Pancakeswap(パンケーキスワップ)やSushiswap(スシスワップ)などのDEX(分散型暗号資産取引所)ブームに乗り遅れていた私。ツイッターのインフルエンサー達もIron Financeは激推しだったので「次は絶対Iron Financeや!このビッグウェーブに乗るんや!」と意気込み、仮想通貨に投資中の全額を投入しました。

1日で42億分の1に下落した仮想通貨「TITAN」とは? | M&A Online - M&Aをもっと身近に。
米Iron Financeが発行する暗号資産(仮想通貨)の「Iron Titanium(TITAN)」が突如として42億分の1にまで暴落し、ほぼ無価値となった。わずか1日で歴史的な暴落を招いたTITANとは、どんな仮想通貨なのか?

当時のインフルエンサー達のツイートはこちらです。別に彼らを恨むつもりは全くありません。投資は自己責任ですからね…。

朝起きてスマホを見ると…

そしてその日は訪れました。6月17日の早朝5時ぐらいだったかな?ふと起きてスマホを見ると…

・・・・はい?

・・・・・・・いや。え?

・・・・・・・・・いやいや、はい?ウソやろ。

RAKU君
RAKU君

まじで何が起きたかわからなかったよね。

FUKU君
FUKU君

一晩で42億分の1に下落だからね。ほぼ無価値じゃん。

何が起きたかは先ほどのリンクを見てください。

嫁に泣きつく

5時ぐらいにTITANの暴落に気づき、そこからは放心状態でしたね。取り返しのつかないことをしてしまったと。その日は9時から仕事だったので、仕事まではまだ時間があったのですが、眠れるはずもなく…

7時ごろに起きてきた嫁の顔を見て、思わず泣きじゃくってしまいました。その場で仮想通貨で大損こいたことを説明したのですが、嫁は大泣きする私を見てドン引きしてましたね。

RAKU君
RAKU君

納税分も含めて約600万円の損だったけど、そっちより男泣きに引いてたよね。

絶対ブチギレられると思っていましたが、嫁の反応は意外とあっさりしていて「まぁ、しょうがないね。とにかく、税金含めて家から出した約200万円返してくれればいいよ。」「とりあえずいいネタが出来たから友達にLINEするわ。」と言ってくれて、少し救われました。

副業で稼ぐことを決意する(じゃないと嫁に殺される)

長くなりましたが、これがこのブログを立ち上げるきっかけになった「仮想通貨TITAN大暴落事件」までの経緯です。

あの事件以降、ことあるごとに嫁から「600万があればなぁ」「あぁ600万円がぁぁ」といじられるようになりましたが、いじってくれるだけありがたいですね。この損失を取り返せるのはいつになるかわかりませんが、諦めずにコツコツと取り返していければなと思います。

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